レーシック手術は全身麻酔で行うの？

レーシック治療の麻酔は、基本的に点眼薬を目さす方法でおこないます。
点眼薬が部分麻酔の一種であるため、意識ははっきりしていますし、音も聞こえるので手術中に医師や看護婦と会話をすることもできます。
ただ、手術では、隔膜を切り取ったり、レーザーを照射したりしますし、麻酔が効いていて痛みを感じなかったとしても、手術をおこなっている音が聞こえたり、触られている感覚などがあると恐ろしい気もしますよね？

また、目を開いた状態で手術をおこなうので、手術の様子が見えることが怖いと感じる人も多いようです。
そのため、レーシック手術をおこなう患者さんの中には全身麻酔を希望する人も多いようですが、
基本的にはこの手術で全身麻酔をおこなうことはありません。
それは、レーシック手術に限ったことではなく、すべての外科手術に言えることですが、全身麻酔はリスクの高い麻酔であるため、部分麻酔で済ませることのできる手術の場合は、医師から全身麻酔を勧めることはありません。

全身麻酔をおこなったことで起こる症状はさまざまですが、頭痛や嘔吐などの症状から、気道閉塞、心不全、心停止と言った命に関わる重篤な症状に陥る可能性もあります。
そのため、たとえ患者さんが全身麻酔を希望していたとしても、実際に全身麻酔をしてレーシック手術をおこなうことは、まずないでしょう。
レーシック手術の所要時間は、両目をおこなっても30分程度で済みますから、実際に手術を受けた人からは、「始まってからあっという間に終わるので、拍子抜けした」という話をよく聞きます。

また、手術をおこなっている様子については、直接目に手術をおこなうので近すぎて、ほとんど何をおこなっているかわからないようですし、瞬きについても、固定をする器具を取り付けるので問題はないようです。
ただ、眼球は固定をすることができないので、手術中は一点を見つめて、眼球が動かない状態にしておく必要はあります。
誰でも手術を受けることは、恐いものなので、担当に医師に相談をすれば、多少不安を和らげてくれるとは思いますが、手術を受けることに対して極端に恐怖心を抱いている人は、体や眼球が動いて危険な状態になる可能性もあるので、レーシック手術を受けることはあまりお勧めできないかもしれません。
こちらにはレーシック手術を受ける前に行う検査についてや手術の主な流れ、術後に現れやすい不快な症状とすぐにしてはいけないこと、気をつけて欲しいことなどがかかれているサイトがありますのでご覧ください。